無料AIツール集

AIコールセンター・ボイスボットの費用相場はいくらか

電話自動応答・CCaaS・従量課金を分けて見る

最終更新 ・ 約8分

AIコールセンター・ボイスボットの費用は幅があります。月額0円から試せる電話自動応答、月額数千円〜数万円の国産IVR、1席あたり月額数千円〜数万円のエンタープライズCCaaS、通話分数やメッセージ数で課金されるクラウド型まであります。同じ「AIコールセンター」でも、課金単位が違います。「着電数」「通話分数」「エージェント数」「席数」「ユーザー数」「AIクレジット」「個別見積もり」などです。月額だけを横並びにすると判断を誤ります。2026年7月18日に公式サイトで確認できた公開料金を使い、公式公開価格がないものは要問い合わせとして整理します。

まず結論:AIコールセンターの費用は5つに分けて見る

AIコールセンターは、次の5つに分けると比較しやすくなります。代表電話の一次受付を自動化する低価格IVR。シナリオ型の国産ボイスボット。オペレーター席を管理するCCaaS。AWSやTwilioのような従量課金型。CRMとAIエージェントを組み合わせる大規模基盤。

  • 電話自動応答・低価格IVR

    費用感の目安
    無料〜月額数千円。着電数超過で1件50円〜100円程度の従量課金がある場合あり
    向いているケース
    代表電話や店舗電話の一次受付を小さく自動化したい
  • 国産ボイスボット

    費用感の目安
    月額2万円〜20万円程度、または要問い合わせ
    向いているケース
    日本語音声認識、有人転送、シナリオ改善を重視する
  • エンタープライズCCaaS

    費用感の目安
    1エージェント/月額9,000円〜、または100米ドル台/席/月から
    向いているケース
    大規模コンタクトセンターを刷新したい
  • クラウド従量課金

    費用感の目安
    音声分数、チャット件数、メール件数、アクティブユーザー時間で課金
    向いているケース
    自社で設計・運用し、利用量に応じて払いたい
  • CRM・AIエージェント統合

    費用感の目安
    ユーザー課金、AIクレジット、会話課金、個別見積もりが混在
    向いているケース
    SalesforceやMicrosoftなど既存CRMを中心にAI化したい

安く見えるサービスでも、着電数の超過、転送料、通話料、SMS、AI要約、録音保存、既存PBX/CRM連携、初期設定で総額が変わります。反対に、1席あたりの月額が高いエンタープライズCCaaSでも、品質管理、WFM、分析、AI支援まで含めると全体最適になる場合があります。

公式公開料金を確認できた主なサービス

下の表は、2026年7月18日時点で公式サイトに公開料金が確認できたものです。円建て・米ドル建て、税別・税込、年払い・月払い、席数課金・従量課金が混在するため、そのまま安い順に並べず、料金単位を見てください。

  • IVRy

    確認できた公開料金
    スターター月払い3,980円〜、スタンダード月払い6,480円〜。年払いではスターター月額換算3,317円〜
    料金の読み方
    低価格の電話自動応答。無料枠・着電数・通話料・転送を確認
  • DXでんわ

    確認できた公開料金
    初期費用0円。セルフ2,980円/月、ライト10,000円/月、スタンダード30,000円/月、プレミアム50,000円/月。超過は1件50円〜100円
    料金の読み方
    着電数込みの国産IVR。転送料や追加ch費用も見る
  • ミライAI

    確認できた公開料金
    BASIC 4,980円/月・初期0円、PRO 30,000円/月・初期30,000円、ENTERPRISE 200,000円〜/月・初期200,000円〜
    料金の読み方
    代表電話自動応答。AI会話時間料や回線料など従量部分を確認
  • ekubot VoiceLITE

    確認できた公開料金
    テストプラン初期0円・利用料0円。スタンダードは初期0円、1コール200円、20,000円〜/月
    料金の読み方
    簡易ボイスボット。コール数課金と月額下限を見る
  • Genesys Cloud CX

    確認できた公開料金
    CX1 9,000円/月、CX2 13,800円/月、CX3 18,600円/月、CX4 28,800円/月。年契約ベース
    料金の読み方
    エージェント単位のCCaaS。追加利用料やAIトークン条件を確認
  • Zendesk Contact Center

    確認できた公開料金
    83米ドル〜/エージェント/月 + Suiteプラン。追加Minutes Blockは33米ドル/エージェント/月
    料金の読み方
    Suite契約、Contact Centerライセンス、AWS従量料金を分けて見る
  • Microsoft Dynamics 365 Contact Center

    確認できた公開料金
    16,491円/ユーザー/月相当(年払い・税別)。デジタル/音声は各14,242円、Customer Service Premiumは29,235円
    料金の読み方
    Microsoft/Teams/CRM基盤向け。価格は2026年10月7日に公式で再確認(期間限定割引の注記なし)
  • NICE CXone Mpower

    確認できた公開料金
    Omnichannel Suite 110米ドル/エージェント/月、Essential 135米ドル、Core 169米ドル、Complete 209米ドル、Ultimate 249米ドル + 0.25米ドル/session
    料金の読み方
    大規模CCaaS。AI・WFM・分析の含まれ方を見る
  • Five9

    確認できた公開料金
    Digital 119米ドル/席/月、Core 159米ドル/席/月。最低50席、使用量課金が適用される場合あり
    料金の読み方
    エンタープライズ向け。小規模導入には最低席数が重い
  • Talkdesk

    確認できた公開料金
    Digital Essentials 85米ドル/ユーザー/月、Voice Essentials 105米ドル、Elite 165米ドル、Industry Experience Clouds 225米ドル
    料金の読み方
    音声・デジタル・業界特化で料金が分かれる
  • Amazon Connect Customer

    確認できた公開料金
    音声0.038米ドル/分、チャット0.010米ドル/メッセージ、SMS等0.014米ドル/メッセージ、メール0.080米ドル/通
    料金の読み方
    席数課金ではなく従量課金。通信料・AI機能・AWS周辺費も見る
  • Twilio Flex

    確認できた公開料金
    無料トライアル5,000アクティブユーザー時間。35米ドル/月間アクティブユーザー、150米ドル/Named User、1米ドル/Active User Hour
    料金の読み方
    APIで組み込むCCaaS。Twilio各サービスの従量料金も見る
  • Salesforce Agentforce

    確認できた公開料金
    Flex Credit 60,000円/100,000クレジット、会話240円/件、Agentforceユーザーライセンス600円/ユーザー/月など
    料金の読み方
    CRM中心のAIエージェント。Service Cloud本体やVoice利用条件も確認

Microsoft Dynamics 365 Contact Centerの公式ページには、以前、期間限定割引(2026年6月30日で終了)の注記がありました。2026年10月7日に確認した公式ページは「¥16,491 ユーザー/月相当・年払い・税別」の表示で、この注記は見当たりません。契約前に最新条件を確認してください。

要問い合わせとして扱うべきサービス

次のサービスは、公開価格が限定的、または個別見積もり中心です。PKSHA VoiceAgent、BIZTEL、commubo、LINE WORKS AiCall、MOBI VOICE、MiiTel Phone、カイクラ、Helpfeel、DHK CANVAS、TELE-ALL-ONE AIボイス、AmiVoice ISR Studio、CAT.AIなどです。これらは「要問い合わせ」として扱うのが安全です。

要問い合わせは悪いことではありません。コールセンター領域では、席数、着電数、既存PBX、電話番号、CRM連携、有人転送、録音保存、セキュリティ、シナリオ作成支援で費用が大きく変わります。そのため個別見積もりになることは自然です。

  • 公式ページに価格表がないものは「要問い合わせ」として扱う
  • 代理店・比較サイトの参考価格は、公式価格とは分けて書く
  • 初期費用、最低利用期間、最低席数、超過単価を同時に確認する
  • AI音声認識、要約、感情分析、有人転送、SMS送信が標準かオプションか確認する
  • 既存PBX/CTI/CRM連携の費用を見積もり条件に入れる

見落としやすい費用

AIコールセンターの見積もりで落ちやすいのは、月額基本料以外の費用です。電話番号、転送料、通話料、SMS、録音保存、AI要約、シナリオ作成、CRM連携、PBX接続、オペレーター教育、運用改善まで含めると、入口価格だけでは総額が見えません。

特にAmazon ConnectやTwilio Flexのような従量課金型は、小さく試す段階では安く見えます。ただし、設計、開発、監視、障害対応、利用量増加時の費用を自社で管理する必要があります。逆に国産SaaSは月額が分かりやすい一方、着電数超過や転送料を見落としやすいです。

  • 着電数、発信数、通話分数、繁忙期のピーク
  • 電話番号、回線、転送料、携帯転送、国際通話
  • SMS送信、メール送信、チャット、WhatsAppなどのメッセージ課金
  • 録音保存、文字起こし、要約、感情分析、品質評価
  • シナリオ作成、FAQ整備、有人転送ルール、運用改善支援
  • 既存PBX、CTI、CRM、FAQ、チケット管理との連携
  • 最低席数、年契約、為替、税別/税込、キャンペーン期限

規模別の考え方

個人事業主〜小規模店舗なら、まずIVRy、DXでんわ、ミライAIのような月額数千円〜数万円の電話自動応答を比較します。見るべき点は、月額ではなく、着電数込みの範囲、転送料、営業時間外対応、担当者通知、AI要約の有無です。

中堅企業や問い合わせ窓口なら、ekubot VoiceLITE、PKSHA VoiceAgent、BIZTEL、commuboなど、ボイスボットや国産CTIを含めて比較します。日本語音声認識、有人転送、シナリオ改善、既存番号の扱いが重要になります。

大規模コンタクトセンターなら、Genesys、Zendesk、Microsoft、NICE、Five9、Talkdesk、Amazon Connect、Twilio Flexを候補にします。席数、チャネル、WFM、品質管理、CRM連携、AIエージェント、監査要件を同じ条件で見積もる必要があります。

見積もり前に決めるべきこと

問い合わせ前に条件をそろえると、各社の見積もりが比較しやすくなります。条件が曖昧なままだと、ある会社はIVRだけ、別の会社はCRM連携込み、別の会社はオペレーター席やWFM込みで見積もるため、金額だけでは判断できません。

  • 対象業務(代表電話、予約、注文、問い合わせ、督促、営業架電など)
  • 月間着電数、発信数、平均通話時間、繁忙期ピーク
  • 必要な席数、同時接続数、有人転送の条件
  • 既存電話番号、PBX、CTI、CRM、FAQ、チケット管理の有無
  • AIで対応してよい範囲と、人が必ず対応する範囲
  • 録音保存、個人情報、PCI DSS、監査ログ、国内保管の要件
  • PoCで合格とする応答率、削減時間、有人転送率、顧客満足度

本記事で使った確認元

本記事は2026年7月18日時点で確認できた公式サイト、公式価格ページ、または公式ヘルプをもとに作成しています。料金・プラン・無料枠・キャンペーン・税表記は変更される可能性があります。契約前には必ず各社の公式情報と最新見積もりを確認してください。

確認元:

  • IVRy公式 https://shinbara.ivry.jp/pricing/
  • DXでんわ公式 https://mediaseries.medialink-ml.co.jp/mediavoice/dx-tel/pricing/
  • ミライAI公式 https://www.miraiai.jp/
  • ekubot VoiceLITE公式 https://ekubot.bell24.co.jp/ekubot-voicelite
  • Genesys公式 https://www.genesys.com/ja-jp/pricing
  • Zendesk公式 https://www.zendesk.com/pricing/contact-center/
  • Microsoft公式 https://www.microsoft.com/ja-jp/dynamics-365/products/contact-center/pricing
  • NICE公式 https://www.nice.com/websites/pricing
  • Five9公式 https://www.five9.com/products/pricing
  • Talkdesk公式 https://www.talkdesk.com/pricing/
  • Amazon Connect公式 https://aws.amazon.com/products/connect/customer/pricing/
  • Twilio Flex公式 https://www.twilio.com/en-us/flex/pricing
  • Salesforce Agentforce公式 https://www.salesforce.com/jp/agentforce/pricing/

関連する比較記事

このカテゴリの主なサービス

比較表(掲載30社)の表示順の上位5社です。各社の料金・機能の詳細は個別ページで確認できます。

関連するガイド

よくある質問

AIコールセンターは最低いくらから始められますか?
公開料金だけを見ると、IVRyは無料枠や月額3,980円〜、DXでんわは月額2,980円〜、ミライAIは月額4,980円〜、ekubot VoiceLITEはテストプラン0円から確認できます。ただし、着電数超過、通話料、転送料、SMS、AI会話時間料などが別にかかる場合があります。
月額料金だけで比較してよいですか?
月額料金だけでは不十分です。AIコールセンターは、着電数、通話分数、席数、AI要約、録音保存、SMS、転送、CRM連携、初期設定、シナリオ作成で総額が変わります。月間の着電数と平均通話時間をそろえて比較してください。
Amazon ConnectやTwilio Flexのような従量課金型は安いですか?
小さく試す段階では安く見えることがあります。ただし、設計・開発・監視・障害対応・CRM連携を自社で持つ必要があります。開発チームがあり、利用量を管理できる企業に向いています。
大規模コンタクトセンターはどのくらいかかりますか?
公開料金では、次の4つが確認できます。Genesys Cloud CXは9,000円/エージェント/月から、NICE CXone Mpowerは110米ドル/エージェント/月からです。Five9は119米ドル/席/月から、Talkdeskは85米ドル/ユーザー/月からです。席数、AI機能、WFM、通話料、最低契約条件で総額は大きく変わります。
要問い合わせのサービスは避けたほうがいいですか?
避ける必要はありません。コールセンター領域は、既存PBX、席数、着電数、CRM連携、セキュリティ、シナリオ支援で費用が大きく変わるため、要問い合わせになることは自然です。比較する際は、同じ条件で複数社に見積もりを依頼してください。

掲載・情報修正のご相談(事業者の方へ)

掲載済み情報の修正、未掲載サービスの情報提供、有料掲載の相談を受け付けています。評価や順位は広告費で変更しません。

掲載・修正について見る →