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BUSINESS — COMPARE BY INDUSTRY

自治体・官公庁向けRAG・社内文書検索AI比較【2026年版】LGWAN対応で選ぶ

情報システム担当・企画課・DX推進担当が、庁内の文書検索を効率化するRAG・社内文書検索AIを検討する際の材料をまとめました。法人向けRAG・社内文書検索AI比較の中から、自治体・官公庁での導入実績や対応環境が公式に確認できる社を絞り込んでいます。

※本記事は事業者の公式情報(引用元は2026-06-24確認。一部の主要公開料金は2026-07-18に公式サイトまたは正規代理店ページで再確認)をもとに、2026-08-07に業種別の要件・選定理由を整理して作成しています。

掲載情報の修正、未掲載サービスの情報提供、資料掲載の相談を受け付けています。評価や順位は広告費で変更しません。

掲載・修正について
INDUSTRY REQUIREMENTS

自治体・官公庁でRAGを導入する前に確認すべき5つの要件

LGWAN接続系での動作可否

多くの自治体は「マイナンバー利用事務系」「LGWAN接続系」「インターネット接続系」を分離した運用を取っており、庁内の文書検索システムはインターネットから直接アクセスできないLGWAN接続系で動く前提になっている場合があります。クラウドSaaSがそのまま使えるか、LGWAN-ASPやオンプレミス提供があるかを最初に確認してください。

住民の個人情報・要配慮個人情報の扱い

検索対象文書に住民の氏名・住所・病歴等が含まれる場合、閲覧権限を課ごとに継承できるか、誰がいつ何を検索したかの監査ログが残るかが、個人情報保護の観点で重要になります。

情報公開請求への対応

住民から公文書の開示請求があった場合、該当文書を横断的に検索して特定する業務が発生します。ファイル形式(Word・Excel・PDF・DocuWorks等)を横断して検索できるかを確認してください。

予算単年度主義・調達形態

地方自治体の予算は原則として単年度で組まれ、複数年契約を結ぶ場合は債務負担行為等の手続きが必要になることがあります。月額課金のSaaSだけでなく、サーバーライセンスの買い切り型を選べるかどうかも予算の組みやすさに関わります。

職員の定期異動によるナレッジの属人化

自治体職員は数年サイクルで部署異動することが一般的です。操作が複雑なシステムは異動のたびに再教育が必要になるため、UIのシンプルさや過去の検索ノウハウを引き継げる仕組みも選定基準になります。

WHY THESE PROVIDERS

この4社を選んだ理由

法人向けRAG・社内文書検索AI比較の掲載社のうち、公式サイトで自治体・官公庁への導入実績またはLGWAN対応を明記している社は限られています。以下の4社は、公式情報で自治体・官公庁との接点が確認できた社です。

QuickSolution

対象規模に「自治体」を公式に明記。サーバーライセンス型(買い切り250万円〜)のため、単年度予算に縛られない調達がしやすい構成です。

Neuron Enterprise Search

LGWAN対応を公式に明記し、神戸市・秋田県庁への導入事例を公式サイトで公開しています。40種類以上のファイル形式に対応するため、庁内に散在する多様な文書形式を横断検索できます。

OfficeBot

官公庁での利用実績があるとされていますが、二次情報に基づくものです(調査時点で公式サイトにアクセスできず、価格・詳細機能を公式確認できていません)。導入検討時は必ず公式窓口へ直接問い合わせてください。

RICOH デジタルバディ

リコー製品として「自治体版」を公式に用意していますが、料金は非公開です。複合機・文書管理システム等、既存のリコー製品を庁内で使っている場合は同一ベンダーでの導入がしやすい選択肢です。

COMPARISON TABLE

自治体・官公庁向け比較早見表

※ 料金・実績は各社公式サイト(2026-06-24確認。一部の主要公開料金は2026-07-18に公式サイトまたは正規代理店ページで再確認)をもとに記載しています。変更される可能性があります。

表中の「要問い合わせ」は公式サイトで料金・条件を公開していないことを示します。「公式記載なし」は該当項目の記載を公式情報で確認できなかったことを示し、対応していないという意味ではありません。

自治体・官公庁向け比較早見表
サービス名料金形式対象規模主な特徴導入実績無料相談助成金
QuickSolution250万円〜(税別・公式)。サーバーライセンス型。セマンティック検索・RAG・AIエージェントは別途オプション費用。オンプレミス主体(クラウド対応オプションあり)中堅〜大企業・製造業・金融・自治体5,600サーバー超の実績(公式)・サーバーライセンス型・多形式・OCR対応5,600サーバー超(公式)あり(要問合)公式記載なし
Neuron Enterprise Searchサブスクリプション月額90,000円〜 / 買切ライセンス180万円〜(ユーザー数無制限・文書数ベース課金・公式価格ページ)オンプレミス・クラウド両対応中堅〜大企業・自治体・官公庁・製造業ITトレンド連続1位・LGWAN対応・OCR標準搭載(追加費用なし)・最大1億文書事例80社以上(公式)あり(資料請求・デモ)公式記載なし
OfficeBot公式確認不可(公式サイトアクセス不可のため・要問合)クラウドSaaS中堅〜大企業・官公庁OCR・画像認識・多言語RAG・官公庁実績(二次情報)500社超(二次情報)要問合公式記載なし
RICOH デジタルバディ非公開(要問合)クラウドSaaS企業・自治体RAG搭載・出典付き正確回答・自治体版あり・AIエージェント化対応中公式記載なし要問合公式記載なし
PRICING

料金の実額

自治体・官公庁向けRAGは、月額課金ではなくサーバーライセンスの買い切りや年間契約が中心です。実額を公式に確認できたのはQuickSolutionとNeuron ESの2社で、officebotとRICOH Digital Buddyは非公開です。

サービス名料金
QuickSolution250万円〜(税別・公式)。サーバーライセンス型。セマンティック検索・RAG・AIエージェントは別途オプション費用。
Neuron Enterprise Searchサブスクリプション月額90,000円〜 / 買切ライセンス180万円〜(ユーザー数無制限・文書数ベース課金・公式価格ページ)
OfficeBot公式確認不可(公式サイトアクセス不可のため・要問合)
RICOH デジタルバディ非公開(要問合)

非公開の2社に問い合わせる際は、QuickSolution・Neuron ESの価格帯(買い切りで180万〜250万円前後)を目安に、同等の文書量・ユーザー数の条件を伝えると比較しやすくなります。

PROVIDERS

自治体・官公庁向け各社の個別解説

1
QuickSolution(住友電工情報システム株式会社)

住友電工情報システム株式会社が提供するオンプレミス主体の全文検索エンジン。サーバーライセンス型でユーザー数が増えても追加課金が発生しない構造。多様なファイル形式とOCRに対応し、ファイルサーバー・SharePoint・Google Drive・Box・RDB等を横断検索できる。

料金
250万円〜(税別・公式)。サーバーライセンス型。セマンティック検索・RAG・AIエージェントは別途オプション費用。
形式
オンプレミス主体(クラウド対応オプションあり)
対象
中堅〜大企業・製造業・金融・自治体
カリキュラム
多様なファイル形式・OCR対応・ファイルサーバー/SharePoint/Google Drive/Box/RDB横断検索・認証連携・権限考慮・RAGオプション・AIエージェントオプション
実績
5,600サーバー超(公式)。デンソー・スバル・大成建設・セイコーエプソン等の採用あり(公式掲載)。複数の市場調査でシェアNo.1と公式記載(富士キメラ総研・ITR・ミック経済研究所)。
無料相談
あり(要問合)
助成金
人材開発支援助成金 公式記載なし

こんな会社に向いている

大規模組織でユーザー数無制限のサーバーライセンス型を選びたい企業。社外にデータを出したくない要件や、既存認証基盤との連携が必要な場合に向いています。

2
Neuron Enterprise Search(ブレインズテクノロジー株式会社)

ブレインズテクノロジー株式会社が提供する国産エンタープライズサーチ。最大1億文書・100TB対応。40種以上のファイル形式とOCRを標準搭載(追加費用なし)。Active Directory連携・Entra ID SSO・LGWAN対応で自治体・官公庁での採用実績がある。

料金
サブスクリプション月額90,000円〜 / 買切ライセンス180万円〜(ユーザー数無制限・文書数ベース課金・公式価格ページ)
形式
オンプレミス・クラウド両対応
対象
中堅〜大企業・自治体・官公庁・製造業
カリキュラム
40種以上のファイル形式(Word・Excel・PPT・PDF・CAD・メール・DocuWorks等)・OCR標準搭載・Active Directory連携・Entra ID SSO・LGWAN対応・生成AI連携オプション
実績
事例80社以上(公式)。アイシン(1,000時間/月削減)・田島ルーフィング(90%以上が効果実感)・神戸市・秋田県庁・九州大学等(公式事例ページ掲載)。
無料相談
あり(資料請求・デモ)
助成金
人材開発支援助成金 公式記載なし

こんな会社に向いている

大量文書の横断検索や自治体・製造業での導入を検討している企業。公式ブログが「ハルシネーションの完全ゼロは不可能」と正直に記載しており、PoCを強く推奨しています。

3
OfficeBot(ネオス株式会社)

OCR・画像認識・多言語RAGに対応した国産RAG SaaS。官公庁での利用実績があり、導入500社超とされています(二次情報)。公式サイトが現在アクセス不可のため価格・詳細機能の公式確認ができていません。問い合わせ推奨。

料金
公式確認不可(公式サイトアクセス不可のため・要問合)
形式
クラウドSaaS
対象
中堅〜大企業・官公庁
カリキュラム
OCR・画像認識・多言語RAG対応
実績
500社超(二次情報)。千代田区・日立等の官公庁・大企業実績が二次情報に記載。公式サイトアクセス不可のため公式確認ができていない状態。
無料相談
要問合
助成金
人材開発支援助成金 公式記載なし

こんな会社に向いている

OCR・画像認識・多言語対応を重視する企業。公式サイトへの直接問い合わせを推奨します。

4
RICOH デジタルバディ(リコー株式会社)

リコー株式会社が提供するRAG搭載AIサービス。出典付き正確回答・自治体版あり・AIエージェント化対応中。価格は非公開・要問合。

料金
非公開(要問合)
形式
クラウドSaaS
対象
企業・自治体
カリキュラム
RAG搭載・出典付き正確回答・自治体版・AIエージェント機能
実績
公式記載なし
無料相談
要問合
助成金
人材開発支援助成金 公式記載なし

こんな会社に向いている

自治体や製造業でリコーの製品・サポートを信頼している組織。

BEFORE YOU CONTACT VENDORS

導入前に確認すること

  • 庁内ネットワークがLGWAN接続系かインターネット接続系のどちらで運用されているか、情報システム部門に確認してから各社に問い合わせてください。
  • 検索対象にする文書の範囲(起案文書・議事録・条例・予算書等)と、閲覧権限が課・係単位でどこまで分かれているかを事前に整理してください。
  • 単年度予算での調達か、複数年契約(債務負担行為)が可能かで、月額課金型かサーバーライセンス買い切り型かの選びやすさが変わります。
FAQ

よくある質問

Q. クラウドSaaS型のRAGはLGWAN環境でも使えますか+

サービスによります。今回紹介した4社のうちNeuron ESとofficebotはLGWAN対応・LGWAN環境での実績を公式または二次情報で示していますが、一般的なクラウドSaaS型RAG(法人向けRAG比較の他の多くの社)はインターネット接続系での利用を前提にしています。庁内のどのネットワーク区分で使うかを先に決め、各社にLGWAN対応の可否を直接確認してください。

Q. 情報公開請求の対応にRAGはどう役立ちますか+

RAGは文書の内容を検索して該当箇所を提示する仕組みのため、開示請求があった際に関連文書を横断的に探す作業を早める効果が期待できます。ただし開示可否の判断(個人情報・非公開情報の該当性)は最終的に職員が行う必要があり、RAGが自動で公開・非公開を判定するものではありません。

Q. 自治体向けの補助金や助成金はありますか+

本記事で紹介した4社は、いずれも公式サイトに助成金・補助金対応の記載がありません。自治体DX関連の国の補助制度が別途存在する可能性はありますが、本記事の調査範囲では各社サービスとの紐づけを確認できていません。最新の補助制度は自治体の財政課・企画課で確認することをおすすめします。

自治体・官公庁向けAIツールの掲載・情報修正のご相談

掲載社の情報修正、未掲載サービスの情報提供、業種別ページへの掲載についての相談を受け付けています。